②物件の注意点もお伝えします。
こんにちは!
弊社の標語につきまして、今回は、
◆物件の注意点もお伝えします。
についてです♪
前回はこちら
↓
☆メリットは人それぞれ!?
さて、弊社では、
「物件(不動産)のメリット」ではなく、
「物件(不動産)のデメリット(注意点)」を
お伝えするよう意識しております。
私も長年不動産営業をしている中で強く感じるのは
「お客様が感じる不動産のメリットって人それぞれなんだな」
ということです。
具体的な例を話します。
☆あなたは1階が好き?嫌い?
例えば、購入しようとするマンションについて、
お部屋が1階であった場合、どう思いますか?
私の肌感覚ですが、
マンションの1階を避ける人はそれなりにいます。
全国調査をしたら、
マンションの1階が好きか嫌いかで言うと
好きと答える人は50%を下回るでしょう。
(根拠はありません笑)
ところが、私の営業経験で申し上げると
あえて1階を選ぶ方も一定数いらっしゃいます。
「ごみ捨てが楽」
「エレベーターの密室が好きではない」
「災害でエレベーターが止まると困る」
「高層階だと子供がバルコニーから乗り出して危険」
「下の階の人への音を気にしなくて良い」
・・・等々です。
「え?そんなこと気にするの?」
という意見もあるかもしれません。
でも、結構いらっしゃいますよ。
☆お客様が気に入るポイントは十人十色
何が正しい、正しくないということではなく、
本当にお客様の価値観は千差万別です。
性別、年齢、育ってきた環境etc...
1階が好きな人にも嫌いな人にも、
それぞれの理由がありますよね。
それを覆そうとするのが良いことだとは思いません。
ですから、原則として、
私の方から積極的に
メリットを伝えることはしないようにしてます。
私がメリットだと思ったことが
お客様にとってメリットであるとは限らないからです。
勿論、意見を求められれば
メリット(だと思う事)もお伝えしますし、
お客様の気づきとなればと
お伝えすることもありますけどね(^^)/
でも、やっぱりメリットのお伝えは控えめです。
☆デメリット(注意点)も人それぞれ!?
一方、物件(不動産)の注意点も
「人それぞれ」という考え方は危険です。
特に内見して凄く気に入った場合は尚更です。
物件の注意点って内見して全て分かるものではありません。
マンションから発行される資料を読み込んだり、
売主さんや管理会社担当者へのヒアリング等で
発覚する注意点もあります。
でも、そういったことって
不動産取引に不慣れだと気付かないケースもあります。
また、契約書等に記載されている専門用語(?)が
示す意味も重要ですよね。
これらの内容はメリットと違って、
中途半端な理解で済ませてしまうと
後々大きなトラブルになりかねません。
そしてそれをしっかり理解していただくのが
仲介業者の一番の仕事であると思います。
☆まとめ
簡単に申し上げると、
〖メリットはお客様が各々気づきやすいし
後々気付いたら尚良し〗
〖デメリット(注意点)は気づきにくいことがあり、
後々気付くのはリスク大〗
↓
だから、注意点を率先してお伝えしていく、
ということですね。
全てが完璧である物件は無いと思います。
どれだけ「ぜひ買いたい!」と思う物件であっても、
様々な角度から注意点を伝えていきたいと思っております。
「購入意欲を下げる気か!」と言われてしまいそうですが、
それで下がってしまうということは
まだ本気で欲しい物件ではないのかもしれませんね(._.)
今日はここまでです♪